中国は、少なくとも10年位前から尖閣と北朝鮮問題を絡めていました。 |
本ブログ名『スウェーデンは準核武装国です。スイスも準核武装国です。』に直接関係のある内容は、下記アドレスに書きました。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島
北朝鮮のミサイル開発や核実験を止めたいのなら尖閣の領有権について日本は譲歩しろ、と主張する中国の意思表示を前回ブログで紹介しました。
http://kawanya62.iza.ne.jp/blog/entry/2957995/
すなわち、とうとう中国は、尖閣と北朝鮮問題を絡める意思表示を言葉ではっきりとアメリカに伝えたのです。
実は、中国が尖閣と北朝鮮問題を絡めているな、と私は以前から気付いていました。
理由は、少なくとも10年位前から中国は2つの問題を絡めることを行動で示していたからです。
その事実に気付いた私は、産経新聞記者の古森義久さんのブログに2年前に投稿しました。
以下に引用します。
引用始まり
2010/10/22
北朝鮮の核・ミサイル問題と尖閣問題を中国は再び連関させたな、という感想です。
2006年7月02日…中国調査船が、尖閣諸島近くの日本のEEZ内で海洋調査。海保の警告無。
その3日後には、
7月05日…北朝鮮が、テポドンなど7発を発射、ウラジオストック沖の日本海に着弾。
その8日後には、
【台北=石井利尚】香港の民間反日団体「保釣行動委員会」は2006年10月17日、香港で記者会見し、尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有をめぐり日本に抗議するため、同諸島上陸を目指して、22日に香港から船1隻が出航すると発表した。
これとは別に台湾から抗議船2隻が出航するという。
(2006年10月17日20時49分読売新聞)
2004年3月24日に中国人数人が尖閣諸島に上陸した際も、その直前23日に、核問題を話し合うために中国外相が北に入っています。
つまり、日本が中国に影響力を発揮させて北朝鮮の核・ミサイル開発をなんとかしたいなら、日本は尖閣で譲歩しろ、という中国のメッセージです。
しかし、北朝鮮が2回も核実験を行ってしまった今となっては何のメッセージにもならないということが、中国には分からないようです。
以上です。
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1855814/allcmt/#C1891379
引用終わり
下の地図は、1960年代に中国の「地図出版社」が発行した世界地図です。
尖閣諸島を「尖閣群島」「魚釣島」と日本名で記載し、沖縄県の一部として扱っています(日本外務省ホームページから)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/qa_1010.html