NHK『日本の、これから “核の時代”とどう向き合うか?』 |
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1、実は平成22年(2010年)8月15日、NHKの『日本の、これから “核の時代”とどう向き合うか?』 に一般参加しました。以前から「婚活」とか「裁判員」とかは、楽しく見ていたのですが、自分が出演したいと思ったのは初めてでした。
多くの参加希望者がいるでしょうから、参加できるとは予想していませんでした。
ですから、NHKの出演担当ディレクターさんから面接のための電話をいただいた時には正直驚きました。
従姉妹が大学4回生の時にNHKの正職員採用に応募して落ちているのも、何かの縁かもしれません。
日本の、これから 『核』 1/12 nuclear Japan
暴力革命を最終的に目指している組織は、自衛隊と米軍の軍事力が邪魔ですから絶対に認めようとしません。
彼らは、「軍事ではなく話し合いで」と、心にもない非軍事のユートピアを語ることで、軍事について無知な多くの人達を組織に勧誘しているのです。
実は、戦争の当事者を話し合いの席に着かせることは極めて難しいのです。そんなに簡単に話し合いをしてくれないのです。
例えば、民族解放の美名の下に戦争を続ける北ベトナムを停戦交渉の席に着かせるためにアメリカはどうしたでしょうか。
犠牲者数が数万単位になって追い込まれたアメリカは、台湾を中国に売ってまでして北と中国の間にクサビを打ち込み(1972年4月)、さらにその後に北ベトナムに対して史上空前規模の爆撃を行いました(1972年5月~)。
そこまでしてやっとこさ北ベトナムは、パリでの停戦交渉の席に着いたのです(1973年1月)。簡単に「話し合いで解決」なんてできないんです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E6%88%A6%E4%BA%89
また、憲法9条2項の軍事力放棄条項を賛美する方々がいます。そういう人達が常に持ち上げるものに非武装中立国コスタリカというのがあります。
しかし、実はコスタリカは、非常時に際しては軍隊が編成されることを憲法に規定しているのです。
そういうことには一切触れずに、「非武装国コスタリカは素晴らしい。」と触れ回って、軍事や歴史に無知な人々を組織に勧誘しているのです。
しかし、予備校の先生は、休憩時間中にディレクターに対して論点の採り上げ方について抗議したりで、「学問」を感じました。彼は冷戦時代の軍事的な抑止力を認めてもいましたし。
3、国民の4人に1人は日本の核武装に賛成しています。番組では、それとほぼ同じ割合だけ賛成者がいました。画期的だと思います。
特に、「北朝鮮の核の脅威に対しては均衡によってこそ平和になる」と僕の隣に座っていた女子大生の方が時系列に沿って説明をしていたシーンには、説得力がありました。
また、核を持つことで通常戦争の危機が遠退いたと力説するインドとパキスタンの方が、日本の核武装に賛成されていました。多くの視聴者が、日本の真の友人とは誰であるかを感じたでしょう。
NHKも色々ですから、一概に全NHKを否定するのは間違いだと思います。
4、僕は、最後のほうで1人だけ「2、アメリカの核の傘」と「3、日本の核武装」の両方を挙げました。
視聴率が約6%でしたので約600万人が視聴していたことになります。核武装を全国放送のテレビしかもNHKで主張したことで、今まで感じたことのないある種の「責任」を負いました。その「責任感」が僕にこのブログを始めさせてしまいました。
このお2人は、日本の真の友人です。向かって左がパキスタンの方、向かって右がインドの方です。
パキスタンの方(ジャーナリスト)「インドとパキスタンの両方が核実験をした後には、両国間の軍事紛争が著しく減少した。以前は私も核に反対していたが、核を持つ事で平和になることが分かったので、今は賛成の立場です」。
まさに核の抑止力が平和をもたらした例ですね。
第二次大戦末期の硫黄島の戦いでも、抑止力が機能した部分があります。
実は米軍は、硫黄島の日本軍守備隊に対して毒ガスの使用を検討していました。しかし実際には使用されませんでした。
どうしてでしょうか?
理由は、日本軍の保有していた毒ガスが報復として米軍に対して使用されるのを米軍首脳が恐れたからです。
つまり、日本軍の毒ガスが米軍による毒ガス使用を抑止したのです。
日本の、これから 『核』 2/12 nuclear Japan
以上です。
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