ワイドショーという怪獣を甘やかしてきたのは郵政省と自民党。今甘やかしているのは民主党。 |
2010.12.5.にUPしたブログです。
1、時事通信の11月27日の記事に、平日における20~50歳代の男性ビジネスマンの時間配分が調査の結果がありました。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201011/2010112700053
勤務時間も8時間39分と前回調査の2000年から1時間近く減少。80年(8時間36分)の水準に戻った。
仕事や睡眠など生活に必要な時間を除いたプライベートな時間では、ネットやメールに費やす時間が週に計7時間59分と最多。
テレビは7時間52分で、調査開始以降初めて首位の座を譲り、視聴時間も30年前の13時間2分から大きく減った。
本や新聞、雑誌を読む時間も2時間36分で、80年の8時間42分から大きく減り、「活字離れ」が如実に。
引用終わり
おざっぱに言って、男性ビジネスマンは、昔は平日に毎日2時間以上見ていたテレビを今は1時間20分くらいしか見ないということになります。
さらに、新聞・雑誌を読む時間も昔は毎日1時間半近くだったのが、今は30分程度ということになります。
その代わりに増えたのがネットやメールでして、平日に毎日1時間半近く費やしています。
しかし、テレビについては、忙しい男性ビジネスマンでさえ毎日1時間半近く見ているのです。
ましてや、主婦や老人や若者を含めると毎日3時間30分を未だにテレビを見ることに費やしているのです。
ですから、田原総一朗氏が文化人と対談して既存メディアたるテレビは駄目だと言っても、自分の娘はテレビ朝日社員として今後も安泰なのです。
娘の田原敦子氏は『徹子の部屋』のプロデューサーです。
2、産経新聞の阿比留記者によりますと、現代の日本で最強のメディアは、新聞でもなくネットでもなく、まさにテレビのワイドショーということです。
もちろん阿比留記者の意見に賛成です。
歴代自民党郵政族は、郵政省と一緒になってテレビ電波を数局の民放とNHKに独占させてきました。
郵政官僚はそんな寡占状態のテレビ局やその関連会社に天下りを続けてきましたし、自民党の政治家は子供をテレビ局に就職させてきたのです。
そのような利権構造を守るため、そしてテレビ番組に批判されないために、自民党政権は、米国や英国に比べて桁違いに安い電波使用料しかテレビ局に求めてきませんでした。
そういったテレビ電波の利権構造を温存し続けてきた結果、皮肉にもテレビのワイドショーという日本で最も影響力のある無責任でグロテスクな存在を生み出してしまったのです。
すなわち、テレビ局を甘やかしてきたことで、テレビ局自体が付け上がってしまったのです。
まさにテレビ局は、長年に渡り援助だ技術供与だ友好だと日本が甘やかしてきた中国と同じです。
南シナ海のフィリピンのスプラトリー諸島(南沙諸島)への中国海軍による侵略を隠そうとした長野智子
「北朝鮮は誠実に対応しているので日本も誠実に対応すべき」と拉致被害者(増元氏)の目の前で暴言を吐いたワイドスクランブル出演中のテレ朝川村晃司解説員
それもこれも、自民党の自業自得です。
怪獣を育てた郵政省と自民党が、怪獣に食い殺されたのです。
しかし、その怪獣を現在甘やかしているのは、もちろん民主党なのです。
テレビ局が国庫に支払っている格安の電波使用料を「さらに下げる」と発言した民主党原口議員
http://www.youtube.com/watch?v=iZELrWHakog
ブログランキング ← クリックしてしていただくと、励みになります。
ツイッター https://twitter.com/kawanya62