村田晃嗣同志社大学法学部教授が、「拉致被害者の正確な数を日本は確定せよ」と無理を言う。 |
http://kawanya.exblog.jp/21494690/
1、2009年11月9日(月)のテレ朝「TVタックル」を数ヶ月振りで少し見た。
僕が見始めたところでは、「東アジア共同体」の話題だった。
村田晃嗣同志社大学法学部教授や白真勲民主党議員が言うには、中国とは体制が異なるが、災害では協力できるので協力できるところから始められる、とのことだった。
災害対策を一党独裁の中国と協力できる、とおっしゃるが、以下の事実はどうか。
日本の島々の海岸に流れる着く中国からの膨大なゴミである。中には非常に危険な使用済みの注射器まである。
日本の島に流れ着くゴミの中に韓国からのものが多く含まれているのは恥ずかしいとして、韓国の大学生の中には、ボランティアで島の漂着ゴミを清掃している人達もいると聞く。
では、中国人は自国のゴミが他国に漂着して恥ずかしいと思っているのか。
答えはノーである。
彼らは、自分達の責任を一切認めない。
中国人が言うのは、「中国のゴミかどうか分からない」「中国だけの責任ではないから、周辺の国々全てで解決すべき問題である」といったことだけである。
こういう一切自国の責任を認めようとしない独裁国家とは、たとえ「災害対策での協力」であれ「環境保護対策での協力」であれ極めて難しいものとなる。
よって、自国沿岸部での海洋投棄を中国に中止させることでさえ、不可能であろう。
追記
このブログの後の2011年3月11日に、東日本大震災が起きた。
世界各国から救援隊が駆けつけて縦横無尽の活躍をした。
しかし、中国の救援隊は名ばかりの 救援隊であった。
結局、村田教授や白議員の言う「中国とは体制が異なるが、災害では協力できるので協力できるところから始められる」との言葉は、絵に描いた餅であることが証明されたのである。
一方、加盟国同士の相互批判を許す欧州議会では、域内での人権問題がしょっちゅう提起されている。
しかし、「東アジア共同体議会」でチベット・ウイグルの人権弾圧の問題が議論されるだろうか。
そうすると、結局、民主党が主張している「東アジア共同体」とは、合法的に日本にたかるための口実にしかならないであろう。
2、北朝鮮による拉致問題も議論されていた。
産経新聞の阿比留記者が鳩山総理の就任会見で、「菅直人副総理と千葉景子法相が拉致実行者シンガンスを含む北朝鮮工作員の釈放を嘆願する署名をしていますが、この2人が拉致被害者に改めて謝罪することを求めますか」と総理に問うたのである。
間抜け政治家の彼らが署名したのは1989年だった。
北朝鮮工作員の釈放を嘆願する署名をした民主党の菅直人
北朝鮮工作員の釈放を嘆願する署名をした民主党の千葉景子
<村田晃嗣同志社大学教授>
日本は拉致問題の解決をどう定義するのか。拉致被害者全て返せとおっしゃるが、その全てが200人なのか300人なのか。拉致被害者の数すら把握できていなくて全てというのは、日本は交渉する気がないのと同じ。
村田教授は証明できないことを「証明しろ」と主張している。
そもそも被害者側である日本が拉致被害者を正確に把握できる訳がない。
単に家出をしている人間と、北朝鮮に拉致された人間とを、正確にどうやって見分けられるのか。
あるいは、国内事犯である殺人事件に巻き込まれて埋められてしまった人間と拉致被害者とをどうやって正確に見分けることができるか。
拉致被害者の性格な数を確定できるのは、北朝鮮政府だけである。
なぜ、そんなことも分からないのか。
村田よ、拉致被害者の数を日本が正確に確定できる方法があるというのなら提示しろ。
村田晃嗣同志社大学法学部教授
村田先生のような変なおしゃべりマシーンが「拉致問題解決の定義を示せ」と叫ばなくても、とっくに安倍総理(当時)はアメリカのチェイニー副大統領(当時)に定義を次のように伝えている。
すなわち、日本政府が言う拉致問題解決の定義とは、「拉致被害者全員が家族と共に帰国すること」である。
3、敵基地攻撃論も議論されていた。
<村田晃嗣教授>
日本が対北朝鮮敵基地攻撃能力を持つということは、同時に日本が中国や韓国への攻撃能力を持つことになる。そういう能力を持って、それで中国や韓国から協力を引き出せますか。
<山際澄夫産経新聞元ニューヨーク支局長>
中国は核大国ですよ。
はい、山際さんの勝ち。村田先生は知らないかもしれないが、中国は核兵器を数百発持っていてとっくの昔から日本の都市に照準を合わせているのである。
韓国も巡航ミサイルを保有している。
そんな中国にとって、通常弾頭の日本のミサイルなんて何の脅威にもならない。
下の写真でお分かりの通り、中国の核ミサイルの多くが車両に乗せて移動が可能である。
よって、日本が中国国内の核ミサイルに向けてミサイルを発射しようにも、中国の核ミサイルは常に車両で移動しているから、照準が合わせられないのである。
車両で移動する以外に、中国は潜水艦にも核ミサイルを搭載している。
この程度の事実は誰でも知っていることなのに、何故村田先生だけが知らないのか、実に不思議だ。
(核弾頭運搬用の中国の東風3号:Globalsecurity.orgより転載)
http://ysaki777.iza.ne.jp/blog/entry/619078/
村田先生にとって、この番組は良い勉強の時間になったでしょう。
おそらく森永卓郎先生は確信犯で、彼自身は自分がテレビで話している内容を信じていないだろう。
しかし、どうやら村田先生は自分が話している内容を自分で信じているようだ。
凄い。
まあ、考えようによっては、森永先生よりは誠実であるとは言えるかもしれない。
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